Top Page / Out of Topics / REAL FISH: 遊星箱

■この作品について

    長らく廃盤になっていたリアルフィッシュ(REAL FISH)のCDが、今回レアトラックや、未発表ライブも含めて5枚組みボックスCD「遊星箱」として発売されます。

    リアルフィッシュというと高橋幸宏さんのファンの方にはサックス・プレイヤーで、このバンドのリーダーの矢口博康さんのバンドということで、ご存知の方も多いと思いますが、新しいのに妙に懐かしい無国籍インスト・ポップな音楽はとてもユニークで魅力的なバンドでした。

    メンバーは下記のとおり、
    矢口博康 (Sax、Clarinet、Keyboards)
    美尾洋乃 (Violin、Keyboards、Voice)
    戸田誠司 (Guitars、Keyboards、Sax、Computer)
    福原まり(Piano、Marimba、Vibraphone、Accordion、Percussions)
    渡辺等 (Bass、Cello、Mandolin、Ukulele)
    友田真吾 (Drums、Percussions)

    また、リアル・フィッシュは、メンバー6人のうち4人(戸田誠司さん、福原まりさん、渡辺等さん、友田真吾さん)が テクノポップ・バンド、SHI-SHONENとしても活動するというユニークなバンド形態をとっており、こちらは 戸田誠司さんがリーダーでした。

    リアルフィッシュは1983年11月25日に鈴木慶一さんのプロデュースのコンピュレーションアルバム 「陽気な若き水族館員たち」にて楽曲を発表。 それに先立ち、高橋幸宏さんの夏のツアー「YUKIHIRO TAKAHASHI JAPAN TOUR 1983」では 矢口博康さんがゲストとして出演されていました。

    翌1984年にファーストアルバム「天国一の大きなバンド A Very Big Band in Heaven」を発表。

    1985年にセカンドアルバム「テナン(tenon)」を発表。 同時期に、高橋幸宏さんのツアー(「YUKIHIRO TAKAHASHI JAPAN TOUR 1985」)もあり、矢口博康さんはサザンオールスターズのツアーを蹴って、 参加してくれたということで、とても喜んでおられました。以降、ユキヒロバンドには不可欠な存在となりました。

    1987年に桑田佳祐さんが参加したことでも話題になった初の12インチシングル「ジャンクビート東京」と サードアルバム「4 -when the world was young-」を発表した後、残念ながら解散となりました。

    今回、過去にリリースされた音源のほかに、未発表音源と、メンバーが所有していたという未発表ライブ音源もボーナストラック、ボーナスディスクとして追加されます。 ライブはファーストとセカンドアルバム発表の間の1985年3月24日に名古屋ハートランドにて収録されたものだそうです。

    今回の再発に際してメンバーの立会いのもと2007年度最新リマスタリングを施していて、メンバーや鈴木慶一さんのインタビュー等を収録した約60ページのブックレット入りで限定1000セットだそうです。


■リリース概要

    発売日 レーベル 番号 備考
    2007/12/04 BRIDGE CD: BRIDGE-103〜107 12,000円(税込)
    仕様:CD5枚組+60Pブックレット(各紙ジャケット。オリジナルボックス付き)
    ※完全限定1000セット

■収録曲

    ■Disc 1 「天国一の大きなバンド A Very Big Band in Heaven」
    01 赤いリボンに御用心(Red Ribbon)
    02 金星のタクシー(Space Cab)
    03 恋はビーチパラソル(Beach Parasol)
    04 極楽大将(Paradise King)
    05 力持ちのおじさん(A Man of Great Physical Strength)
    06 パレード(PARADE)
    07 トンネル減速(Tunnel)
    08 金の破片(Gold Dust)
    09 ジャム(JAM)
    10 長女の月曜日(Monday)
    11 婚約者の規則(White Gloves)
    12 愛の寸法(Size of Love)
    13 にわとりの王様(Sir Cock)
    14 再帰法手段(Recursive)
    15 タイプでABC(Practice of Typing)
    16 大きな会社(Big Company in America)
    (オリジナル・リリース:1984年12月16日)

    ■Disc 2 「テナン tenon」
    01 BIT WALK
    02 BOOMERANG
    03 BY ME
    04 BELLY ROLL
    05 水がわたしにくれたもの
    06 被写体
    07 夜の突起物
    08 星が来る

    ボーナス・トラック
    09 BIT WALK(12inch Ver.)
    10 BY ME(12inch Ver.)
    11 水がわたしにくれたもの(pf solo Ver.)
    (オリジナル・リリース:1985年10月21日)

    ■Disc 3 「ジャンクビート東京」
    01 ジャンクビート東京(「東京ブロンクス」extended version)
    02 Playin’ in the Ray

    03 ジャンクビート東京(Instrumental)

    (CD Extra)
    ジャンクビート東京 PV
    (オリジナル・リリース:1987年1月21日)

    ■Disc 4 「4 -when the world was young-」
    01 junk
    02 a leaf of weapon
    03 rendez-vous
    04 alligator&cinema
    05 idle
    06 solan
    07 tricky-coil
    08 444bellboy
    09 as time-machine goes by
    10 when the world was young
    (オリジナル・リリース:1987年3月21日)

    ■Disc 5 ボーナス・ディスク「生魚」
    01 ガムラン・ホッパー
    02 遊園地
    03 BOOMERANG
    04 BELLY ROLL
    05 被写体
    06 夢遊病者の散歩(未発表曲)
    07 BIT WALK
    08 ガムラン・ホッパー
    09 赤いリボンに御用心
    10 恋はビーチパラソル
    11 トンネル減速
    12 愛の寸法
    13 長女の月曜日
    14 婚約者の規則
    15 金の破片
    16 金星のタクシー
    17 にわとりの王様
    18 力持ちのおじさん
    19 パレード
    20 再帰法手段
    21 遊園地
    22 夜の突起物
    ※01〜02「陽気な若き水族館員たち」より(オリジナル・リリース:1983年11月25日)
    ※03〜22(未発表ライヴ音源。1985年3月24日、名古屋ハートランドにて収録)