マリ・ウイルソン（Mari Wilson）: The Platinum Collection

マリ・ウイルソン（Mari Wilson）のコンピュレーションアルバム「The Platinum Collection」がイギリスで発売されました。 このアルバムは、トニー・マンスフィールド（Tony Mansfiled）のプロデュースで発表した1983年のファーストアルバム「Show People」収録の12曲全曲とシングル曲、ボーナストラックからなる全20曲からなります。

マリ・ウイルソンは1980年にトニー・マンスフィールド（Tony Mansfiled）のバンド、ニュー・ミュージック（New Musik） と同じGTOからデビューシングルを発表した後、トット・テイラー（Tot Taylor）のコンパクト・オーガニゼーション（The Compact Organisation）から トット・テイラーやトニー・マンスフィールドのプロデュースにより数々のシングルを発表しヒットを飛ばしました。 当時、高橋幸宏さんのラジオ番組等でお聞きになってファンになった方も少なくないはず！

高橋幸宏さんは1979年頃にニュー・ミュージックのシングルを聴いて気に入ったことから、 トニー・マンスフィールドとの交流が始まり、ロンドンでレコーディングを行った1981年発表の「Neuromantic」と1982年の「What, Me Worry?」には トニー・マンスフィールドが参加しており、その彼が、1960年代のポップスの様な曲調で1980年代風に味付けをした一連の作品はとても気に入っていたようです。

マリ・ウイルソンの作品は当時から根強い人気が有り、度々CD化されていますが、いずれも既に廃盤で、 しかもアルバム未収録がたくさんあるため、CD化の度にそのCDでしか聴けない曲も多数あるのですが、今回の作品は前出のとおり、 ボーナストラックも含まれます。詳細は不明ながら、リマスタリングされているようです。

なお、「Are You There With Another Girl?」はディオンヌ・ワーウィック（Dionne Warwick）が歌ってヒットしたバート・バカラック（Burt Bacharach）の曲のカバーですが、 先ごろ、原田知世さんのデビュー25周年記念アルバム「music & me」にて、高橋幸宏さんがアレンジを担当されています。 これはマリ・ウイルソンのヴァージョンをイメージしてやられたとのことで、比較してみるのもいいかもしれません。

01 Just What I Always Wanted（1982年発売UK5枚目シングル、UK最高位8位）
02 Perhaps Perhaps Perhaps（ボーナス・トラック）
03 Love Man（1980年発売のUKデビュー・シングル） (ボーナス・トラック)
04 Dance Card（1982年発売UKセカンド・シングル） (ボーナス・トラック)
05 Beat The Beat（1982年発売UK4枚目のシングル、UK最高位59位） (ボーナス・トラック)
06 Baby It's True（1982年発売UKサード・シングル、UK最高位51位） (ボーナス・トラック)
07 Wonderful To Be With（1983年発売UK8枚目のシングル、UK最高位47位）
08 The End Of The Affair
09 One Day Is A Lifetime
10 Dr. Love
11 Remember Me
12 This Time Tomorrow
13 Are You There With Another Girl? (バート・バカラック)
14 I May Be Wrong
15 Beware Boyfriend（1982年発売のUK6枚目のシングル、UK最高位51位）
16 Ecstacy (US盤アルバムのみ収録曲) (ボーナス・トラック)
17 This Is It
18 Would You Dance With A Stranger (ボーナス・トラック)
19 The Love Thing (ボーナス・トラック)
20 Cry Me A River (Tu No Me Lores) (1983年発売UK7枚目のシングル、UK最高位27位)