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■幸宏さんのソロ作品とYMO

    ― 幸宏さんのソロでは1978年発売の『Saravha!』にてBUZZとしてラジさんとご一緒に『C'est Si Bon』、『Sunset』、『Present』でコーラスで参加されていますが、幸宏さんのファーストアルバムということでいかがでしたか?

    ■なんて応えたらいいんでしょう・・・まあ、ラジと一緒にやってて楽しかったですよ。
    他の一連のレコーディングでコーラスをやったのより、アットホームだったかな?

    ― 先日、幸宏さんに初めてお会いした際に教えていただいたのが、YMOの『BGM』の『Ballet』にも参加されていたとのこと、ノンクレジットなので、大変驚いたのですが、 レコーディングは結構大変だったとおききました。

    ■なんと言っても、世界に向けて発売されるわけで、なんせ、英語の発音が大変でした。 YMOのメンバーは、声を色々、加工してましたけど、僕は純然と録音されましたしね(笑)

    ― 幸宏さんのご要望はどんな感じでしたか?

    ■『ジョンレノンっぽく』でした。

    ― 話が一年遡りますが、幸宏さんのソロでは今度はBUZZとしてではなく、東郷さん単独で、2作目『音楽殺人』(1980年発売)の『Radioactivist』に参加されていました。 このレコーディングで何かエピソードがあれば教えてください。

    ■はっきり言って、ずいぶん前のことなんで、忘れました。 やはり『ジョンレノンっぽく!』って言われたんじゃなかったかなあ・・・

    ― 発音に関して相当苦労されたとのことですが、具体的にどなたからどのようなご指導があったのか教えていただけますか?

    ■発音をチェックされたことは恥ずかしいことなんですが・・・ クリス・モスデルが、歌入れに立ち会ってて、いちいち、発音に関して、 手本を見せてくれました。それで、僕が歌って、チェックしたって感じでした。 問題になったのは『L』と『R』の発音で、特に両方が入ってる『REPLY』には 苦労しました。で、結局、クリスの合格を得なかったんじゃなかったかなあ・・・

    ― 『ずいぶん前のことなんで正確には覚えてません』とのことですが、貴重なお話をきかせていただき、どうもありがとうございました。