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■井出情児さんについて

    1948年(愛媛生まれ)

    日本のロックフィルムの第一人者として知られている、井出情児さんは、元々はご自身が表現者として1965年に唐十郎さんの劇団状況劇場入団し、1970年に退団まで役者として活動されていたそうです。

    役者をやられていた頃から写真を撮り出し始めて、退団後の1970年から内藤忠行さんに師事。アングラ演劇、アングラ音楽の写真を撮り続け、同時にアングラ・フィルムの撮影を経て、後にTV番組やプロモーション・ヴィデオの製作、撮影を始められたそうです。

    1973年には絶頂期のサンタナの幻の日本公演ドキュメンタリーフィルムの撮影も担当。 オフィシャルカメラマンは三浦憲治さんで、このライブは後に22面体のジャケットを横尾忠則さんが制作し話題になりました。

    YMO関連では、1970年代にはっぴいえんどティン・パン・アレー吉田美奈子さん、矢野顕子さんなどの写真を残されています。(これらの作品は「日本ロック写真史 ANGLE OF ROCK」に収められています。)

    1983年から1984年にかけてはYMOの映画「Y.M.O. FILM PROPAGANDA」の撮影も担当されています。

    その他、坂本龍一さんと高橋幸宏さんが参加した矢野顕子さんのライブビデオ「オーエスオーエスライブ1984」。同じく矢野顕子さんの「出前コンサート」、サンディー&サンセッツ「STICKY MUSIC」、一風堂「COSMIC CYCLE」のプロモーション・ヴィデオの撮影も担当されています。

    YMO関連以外でも膨大な写真や映像作品を発表されていて、数々の写真集や映像作品がパッケージ化されています。


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