Top Page / Out of Topics / 田家秀樹: みんなCM音楽を歌っていた―大森昭男ともうひとつのJ-POP

■この作品について

    三木鶏朗さんの「冗談工房」ご出身で、 CMソングの音楽ディレクターとして、1960年から現在まで業界の第一線で活躍されて、 約2400ものCM音楽を制作してきたいるON・アソシエイツ音楽出版大森昭男さんについて書かれた本です。 制作した作品数もさることながら、いずれもその時代を表す有名な作品が多いことに驚かされます。

    最近では、ミカバンドやYMOの再結成で話題となったKIRINのCMも携わっているそうです。 また、YMO結成以前から坂本龍一さんを起用していて、 当時のことを大森昭男さんにお聞きしたり、 坂本龍一さんのインタビューも折り込まれていて、 YMOファンにとっても貴重な資料となるのではないでしょうか?

    坂本龍一さん以外にも山下達郎さん、大貫妙子さん、井上鑑さんなどなど大森昭男さんのお仕事でCM作家デビューされた方は結構いらっしゃるそうです。

    この本は以前スタジオジブリの機関誌「熱風」に4年あまりにわたって連載されていたものを手直しされたものだそうです。 約450ページに及ぶかなりボリュームが大きいのですが、資料も豊富で田家秀樹さんのご尽力には圧倒されました。 なお、巻末には新たに大森昭男さんと大瀧詠一さんとの対談も収録されています。


■作品概要

    出版社:スタジオジブリ / 徳間書店
    発売日:2007年8月3日
    ISBN:978-4-19862-355-5
    価格:1,995円(税込)


■内容

    第1章 三木鶏郎の弟子として
    第2章 CM黄金期へ
    第3章 CM音楽史のキーパーソン達
    第4章 クリエイターの肖像
    第5章 再び三木鶏郎のこと、そして未来へ
    第6章 「三ツ矢サイダー」での出会いから「熱き心に」まで