[Home Page]
[Media]
[Back]
[Next]
大滝詠一プロデュース「昭和ベストヒットコレクション」
1998年12月16日 20:00〜21:30 ニッポン放送系
〜)それ以降メンバーがソロで発表した作品を取り上げていくアフター・ザ・ビートルズのコーナーですね。
僕はやっぱりジョージ・ハリスン・フリークということでやっぱりジョージのアルバムをちょっとかけたいですね。えー、まず。そうだなあ。
ジョージが最初にソロで、「おっ。アルバムだしたじゃん」と言っていたあの頃。えーそれが何とアルバムで3枚組だったんですね。たしかプロデューサーがPhil Specterだったんじゃないかな。音が多い多い。えー、その「All Things Must Pass」の1曲目ですね。
「I Have You Any Time」
ジョージ・ハリスンもギターが上手いんだと、もうね、これでわかりましたね。えー、特にあの彼のスライドギターが凄くいいんですけど。
スライドの時は、あの、いつもギターを4回かぶせるとか5回かぶせるとか言われておりますが、ジョージの音はなかなか、あー、真似しても上手くでませんね。
やっぱりジョージ・ハリスンにはちゃんとスタイルがある。スタイルがあるということは本当に大切な事ですね。ミュージシャンのアイデンティティとしては、ビートルズの人たちはちゃんと自分達のスタイルがありましたね。今もあるんですけども。
さて、えー、この後もう1曲何をかけようかなと思ったんですが、やっぱりこの曲だろうなと思った曲、それはジョン・レノンのまあ、「ジョンの魂」の中の1曲目ですね。ビートルズが解散してから初めてソロとしてリリースしたこの「ジョンの魂」1曲目でしたけどね。ジョン・レノンが幼い頃、船員だった父のFredは行方をくらましちゃってるんですね。後に母親のジュリアの姉にあたるミニー伯母さんに預けられています。つまり母親のジュリアは中学時代に交通事故でなくなっていると、そういうことですね。
ただ詞の出だしがねぇ。ママ、お母さん、あなたは僕のこと嫌いだったよね、と始まるこの感じ。結構、なんか当時は痛切にこう、ねぇ、ジョンの気持ちっていうのをね、痛々しく感じました。ママ行かないでダディ帰ってきてという歌詞が悲しいです。ジョン・レノンで
「Mother」。